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2017.12.20

風邪の色

今年も残すところ、あとわずかになりました。
12月は、なにかと外出も増え人と会う機会が多くなってきます。

また、日に日に寒さが厳しくなり空気が乾燥する冬は、風邪やインフルエンザが大流行します、特に風邪を
ひきやすい人は免疫力が弱まっています。

“風邪(かぜ)”は、中医学で“風邪(ふうじゃ)”と読みます。
“邪(じゃ)”は、体調を崩したりする外的な要因という考え方で、風邪のウイルスが口や鼻から侵入し粘膜に
感染することで風邪をひいてしまうと考えています。

口や鼻の粘膜や皮膚には、体を守る防衛の役目を果たす“衛気(えき)”と呼ばれる“気(き)”が存在し、
外から侵入してくるウイルスや細菌などの“邪気(じゃき)”を寄せ付けません。
免疫力2
邪気に負けない元気な体づくりは、常日頃から“衛気”を高めることが大切です。「自分の体質を知る」
ことで体調や体質改善につながります。

どの体質かによって、かかりやすい風邪も異なり、3つのタイプがあります。
「赤い風邪」
⇒風熱邪(ふうねつじゃ): 風邪+熱邪 が合わさったタイプ
  熱っぽさが強い/のどの痛み/鼻水や痰が黄色く粘りがある 
⇒かかりやすい体質
  陰虚(いんきょ):血液以外の体液が不足し潤い不足のタイプ
    
「青い風邪」
⇒風寒邪(ふうかんじゃ):風邪+寒邪が合わさったタイプ
  ゾクゾクと寒気がする/冷えにより血管が収縮するため、筋肉が血液不足(酸素不足)になり、
  節々の痛みが出やすい/鼻水や痰が透明で水っぽい
⇒かかりやすい体質
  気虚(ききょ):体の抵抗力が低下、気(き)が不足したタイプ
  陽虚(ようきょ):体に必要なエネルギーが不足、冷えやすいタイプ

「黄色い風邪」
⇒風寒湿邪(ふうかんしつじゃ):風邪+寒邪+湿邪が合わさったタイプ
  お腹や胃腸の調子が悪くなる(食欲不振・下痢や嘔吐など)/体がだるい
⇒かかりやすい体質
  痰湿(たんしつ):余分な水分が体にたまるタイプ

体を守る防衛の役目を果たす“衛気(えき)”を高めるには「肺(はい)」「脾(ひ)」「腎(じん)」
のはたらきを高めることが大切です。

「肺」は、気をコントロール、全身の新陳代謝を活発にする、津液を調整する
“衛気(えき)”を体表部にバリアを張り巡らせる働きがあります。

「脾」は、消化によりつくられた栄養を全身に運ぶ
“衛気(えき)”の原動力をつくります。

「腎」は、成長発育、生殖を維持、津液の代謝機能をコントロールする
“気(き)”を貯蔵する働きがあります。

~気(き)・血(けつ)・水(すい)~
「気」は元気の気、生命活動のエネルギー源となる
「血」は血液の流れ、新陳代謝を促す
「水」血液以外の体液、体温調節や皮膚を潤す

では、“衛気(えき)”をパワーアップする補気(ほき)には「黄耆(おうぎ)」と「紅参(こうじん)」
があります。中医学では、体の細胞を元気にする働きを補気(ほき)と言います。

「黄耆」は、外的刺激に影響を受けやすい肌や粘膜を健康に保ち、免疫力を調整する働きがあります。
「紅参」は、免疫力や自然治癒力を高め、健康的な体をつくります。

睡眠不足やストレス、食生活の乱れ、運動不足などによっても、免疫力が低下し風邪をひきやすくなります。
このような環境の変化による“邪(じゃ)”から体を守るためにも、手洗い・うがい・マスクの着用などの
予防対策、栄養バランスの摂取、睡眠時間を十分にとることを心がけましょう。
ガラガラごしごし
ご参考までに
今冬のインフルエンザ総合対策について
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