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2019.12.17

あなたの白髪は本当に老化が原因?

 白髪の原因は老化だと思っていませんか?中医学では老化以外にも白髪の原因になるものがあると考えられています。髪の毛は腎と深く関わり、白髪の主な原因が腎精不足であると考えられていますが、白髪の入っている部位によってその原因が異なります。例えば、頭頂部及び後頭部の白髪は腎精不足、前頭部は脾胃失調、側頭部は血不足とされています。

 頭頂部及び後頭部の白髪は頭頂部にある百会(ひゃくえ)というツボ及び、首と髪の毛の生え際の近くにある風池(ふうち)というツボを刺激することで頭部の血流が改善され、頭皮や毛根へ血液がいきわたります。腎に帰経(行き届く)する黒胡麻のような黒い食べ物が良いとされていますが、補腎、補血の食材も必要です。

 前額部の白髪は消化器官の機能が低下し摂取された食べ物の吸収があまりよくなく、栄養不足になっていると考えられています。中医養生としては消化器官の機能を整えるうえで、補脾胃、補血の食材をとり、同時に前額部の髪の毛の生え際にある頭維(ずい)というツボを刺激することでより改善効果が出やすくなります。

 寝不足が長期間続くと血不足になり、体における一つのサインとして側頭部に白髪が出てくることがあります。側頭部にある角孫(かくそん)というツボを刺激しながら、日頃、補血の食材を摂取し質の良い睡眠を試みることをおすすめします。

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白髪に良いおすすめツボ

白髪ツボ図1 白髪のツボ図2
百会(ひゃくえ):頭の丁度てっぺんの中心部
頭維(ずい):額のかどの髪の生え際から斜め上1cmのところ
角孫(かくそん):両耳の後ろ、生え際の近くの少しくぼみのある場所
風池(ふうち):後頭部の髪の生え際で、頚部の筋肉と耳の後ろの筋肉との間のくぼみ

医食同源という言葉のように、食べ物はわたしたちの体の一部になるので、とても重要です。

おすすめ食材

補腎:何首烏(かしゅう)、鹿茸、熟地黄、山茱萸、杜仲、胡桃、黒胡麻、黒米、黒豆
補脾胃(消化器官を整える):山薬(ヤマイモ)、黄耆、黄精、竜眼肉、棗、米
補気:朝鮮人参、霊芝、棗、黄耆(おうぎ)、山薬、きのこ類、蜂蜜、大豆
補血:当帰(とうき)、何首烏、熟地黄、阿膠、霊芝、竜眼肉、木耳、葡萄(レーズン)

 

何首(かしゅ)()()(はつ)(がゆ)

材料(2人分)

何首(かしゅ)() 15g
 帰経:肝、腎
 効能:補肝腎、益精血、生発烏髪
 臨床応用:肝腎虚による血虚、めいまい、白髪改善
 
(とう)() 10g
 帰経:肝、心、脾
 効能:補血活血
 臨床応用:貧血、生理不順
 
枸杞子(くこし) 8g
 帰経:肝、腎、肺
 効能:滋補肝腎、明目、潤肺
 臨床応用:肝腎陰虚によるめまい、視力の衰え
 
胡桃(くるみ) 8g
 帰経:腎、肺、大腸
 効能:補腎益精
 臨床応用:腎虚による腰痛、足腰の衰え、咳、ぜんそく
 
米 100g
 帰経:脾、胃、肺
 効能:健脾益気、和胃除煩
 臨床応用:胃の機能が弱り食欲がない
 

作り方

  1. 1.何首烏と当帰をティーフィルターバッグで包み土鍋に入れ,水600mlを加え、1 時間浸す。
  2. 2.火をかけ強火で沸騰させ、沸騰後弱火にし、40分煎じる。
  3. 3.火を止め冷まし、何首烏と当帰が入っているティーフィルターバッグを取り出す。
  4. 4.3に米と枸杞子を入れて火をかけ、沸騰後弱火でとろみが出るまで煮込む。

5.胡桃を切り刻み、出来上がったお粥の上にかける。