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漢方で「未病」を改善 普段から継続して未病を防ぐ!Ahead Shick

大病を未然に防ぐ予防医学に注目が

近年日本の医療費は増加の一途をたどっています。
国民一人あたりの年間医療費も30万円に迫る勢い。
心臓疾患や脳血管疾患などの生活習慣病の治療法は日々進歩しているものの、
完全な治癒を望むには、現代医療の限界に挑むという高いハードルが控えているのです。
そこで今、重要視されているのが「予防医学」。
病気を発症してからではなく、病気にならないよう未然に防ぐための医学のこと。
明治以降、日本でも主流となった西洋医学は、検査結果をもとに、
症状を消したり緩和したりする「対症療法」を主な目的としているため、
検査結果では異常の出ない「なんとなくだるい」といった、
病名の付かない身体の不調を解決することは難しく、予防医学にも不適です。

不調は未病のサイン

「未病」は、今から2000年ほど前の中国の医学書に書かれています。

古来、中国に伝わる予防医学の考え方で、疲れやすい、身体が冷える、だるいといった
ちょっとした身体の不調を「未病」と呼びます。
未病は病気の始まる前兆で、不調を感じた時すぐに治療することが、
健康体を取り戻すことにつながります。

健康な身体 疲労・過労 加齢 ストレス よく眠れない 食欲がない 肩こりがひどい よくめまいをおこす 疲れがとれない 身体がだるい 身体が冷える 胃腸の調子がよくない 疲れやすい 未病 病気

かかった病気の治療ではなく、病気にならない医学を

西洋医学の薬は、痛みなどの症状に対して即効性があるのが特徴ですが、
初期の病気が数値に出ないこともあり、気付いた時には病状が進行してしまっていることも多いです。
しかし漢方は、自身の持つ体質そのものを健康な状態に戻すための薬なので、
西洋医学でははっきりと数値に表れない「未病」でも、それを改善するのには大変優れています。
さらに、自然の成分に由来する漢方は副作用が極めて少ないことから、
子どもや妊婦にまで安心して処方できます。

漢方の特徴とメリット 1 副作用が少ない。2 体質改善につながる。3 天然の成分なので、胃腸などが荒れることもない。4 継続すると薬の量が減る。5 手術をせずに治せる。
症例 主な生薬と健康茶
疲れやすい カンカ、サンシュユ、キンバイザサ、田七人参、黄耆、地黄
疲れがとれない サンシュユ、田七人参、高麗人参、カンカ
身体が冷える 甘草、桂皮、芍薬、丹参、イチョウ薬、呉茱萸、プーアール茶
身体がだるい 高麗人参、キンバイザサ、サンシュユ、地黄、附子
よく眠れない 山梔子、丹参、サンシュユ
食欲がない ガジュツ、田七人参、高麗人参、丁子、木香
肩こりがひどい 丹参、田七人参、葛根、陳皮
よくめまいをおこす 呉茱萸、鹿茸、沢瀉、丹参、茯苓、イチョウ薬
胃腸の調子がよくない 山査子、田七人参、プーアール茶、高麗人参
熱っぽい 桂皮、サンシュユ、紫蘇葉、知母、丹参
身体がむくむ プーアール茶、田七人参、乾姜、杜仲、天南星
イライラする 丹参、カンカ、サンシュユ、田七人参、灸甘草

漢方で病気になりにくい体作りを

「未病」や「不定愁訴」と呼ばれる漠然とした不調は、

じつは重篤な病気につながるシグナルであることも少なくありません。
西洋医学に対して、内臓や身体のアンバランスを調整することを目的の一つとする漢方は、
こうした「不定愁訴」や「未病」の状態から、人間が本来持っている自然治癒力を引き出し、
より高めることを得意とします。そのため、こうした状態を感じたら、
とにかく早めのケアが健康を取り戻すための重要な鍵です。
生活習慣病で多くの人の命が失われている現在、
日々の体調を整える漢方の役割は予測を越えて重要になっているのです。